「医師が警鐘!」年を取ってから"いきなりウォーキング"を始める人が知っておくべき深刻なリスク
ですが、ウォーキングには落とし穴があります。年配の方にとって「歩くこと」は、決してベストな選択ではありません。
いきなり歩き出すことの「落とし穴」
まず、健康のためにウォーキングを毎日続けることは、案外難しいのです。たとえば、外は「暑い」「寒い」「雨が激しい」「風が強い」などで、行く気をそがれがちです。
車の往来が激しくて排気ガスや交通事故の危険があるなど、必ずしも快適にウォーキングができる環境にない方もいらっしゃるでしょう。ウォーキングは気まぐれに1日だけやっても意味がありません。続けなければ意味がないのです。
なにより、すでに運動不足になっている年配の方が「いきなり歩き出す」ことにはリスクが伴います。実際、毎日ウォーキングを続けた結果、「膝が痛くなりました」と言ってクリニックに来られる方は数え切れないほどいらっしゃいます。
レントゲンを撮ってみると、かかとの骨が疲労骨折していたり、膝に水がたまっていたりしていることが珍しくありません。
実際のところは、靴が合っていないとか、道がコンクリートやアスファルトであるなど、本人の健康状態とは違うマイナス要因もあるのですが、いずれにしても歩きすぎには要注意です。
すぐに転びそうになるとか、階段の上り下りがつらく感じられるとか、すでに膝や股関節に痛みがある方など、すでに足腰の弱ってきた方は、弱った筋力のままでウォーキングを始めるのはよくありません。
そういう方は、そもそも歩く姿勢が悪くなっています。そんな方がいきなり歩き出すと、転んでしまうリスクが高いのです。
筋力だけでなく骨も弱っているので、少し転んだだけ、あるいは尻もちをついただけで、いとも簡単に骨折してしまいます。はずみで尻もちをついただけで、股関節の付け根が骨折して、歩けなくなった方はたくさんいます。
特に、もともと骨粗鬆症の方は、大腿骨の頸部(股関節の内側)を骨折しやすく、寝たきりになるリスクが高いのです。膝関節が悪い人が1万歩(約7キロ)以上歩くと、半月板損傷などが進むという論文もあります。また、下手に歩きすぎると、「軟骨」がどんどんすり減っていってしまいます。





















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