若い頃に運動をしていたから大丈夫! そんな【健康自慢のシニア】こそ知るべき「2つの体力」の定義

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

・持久力:長い時間、同じ活動を続けられる能力で、「疲れにくさ」や「スタミナ」という言葉で置き換えてもよいでしょう。

・回復力:疲れた体が、元の状態に戻る能力

・筋力:筋肉が発揮できる「最大の力」

ここで、あなたが体力の低下を感じる場面を、3つ思い浮かべてください。それは、持久力ですか? 回復力ですか? それとも、筋力でしょうか?

おそらく、多くの場合、持久力と回復力の低下を感じたときに、「体力がなくなった……」と口にするのではないでしょうか。

理由は簡単です。持久力と回復力の衰えは実感しやすく、筋力の衰えはそれらに比べて感じにくいから。

衰えを感じやすければ、対策もしやすいもの。ウォーキングを日課にしたり、睡眠時間を長くしたり。では、筋力は? 衰えを感じなければ、今すぐ何かをしなければ、とは思わないのではないでしょうか。

「筋力」こそが体力の衰えを防ぐ土台

ここでまた、想像してみてください。もし、筋肉が今の半分になってしまったら? ウォーキングはおろか、布団から起き上がるのも大変そうです。外出が難しくなるので、家にこもりがちになり、それがさらに筋力の低下を招くでしょう。

筋肉はエネルギーを生み出す場所でもあります。エネルギーが不足すれば、疲れやすくなりますし、回復も遅れます。持久力と回復力、筋力、どれが欠けても体力は維持できません。

なかでも、筋力はほかの2つの力を根本から支える土台です。土台がしっかりしているかどうかが、体力の衰えを防ぐうえで決定的な役割を果たします。

ここで、プロスキーヤーであり、冒険家でもある三浦雄一郎さんのエピソードをご紹介しましょう。

2018年に、鹿屋体育大学で三浦さんの体力測定をしたところ、なんと、現役の大学生に匹敵する筋肉量があったというのです。当時、三浦さんは85歳。しかも、比較対象は砲丸投げや円盤投げなど、投てき競技をしている大学生でした。

次ページ50歳以降は減少が加速する筋肉量
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事