なぜ高学歴でも仕事で伸び悩むのか?知識を知恵に変え、本質を見抜くことでシゴデキになれる「おでん図」の思考法

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13歳からの図で考える問題解決
どんな難局も鮮やかに切り抜けていく「仕事ができる人(シゴデキさん)」には事象を「図(イメージ)」で捉えて本質を抽象化する力があります(写真:kou/PIXTA)
「高学歴なのに仕事ができない」と言われる人と、複雑な課題を鮮やかに解決する人。その決定的な差は、情報の断片を処理する能力ではなく、事象を「図(イメージ)」で捉えて本質を抽象化する力にあります。
本記事では、新刊『13歳からの図で考える問題解決』でお伝えしている思考メソッドをビジネス現場の視点で再構成してお届けします。4つの図を武器に、論理性、対人関係、キャリア構築など、正解のない時代を自力で切り拓くための「確かな問題解決力」のヒントになれば幸いです。

「あの人は高学歴なのに、なぜ仕事ができないのか」

ビジネスの現場で、一度は耳にしたことがある、あるいは抱いたことがある疑問ではないでしょうか。一方で、学歴に関係なく、どんな難局も鮮やかに切り抜けていく「仕事ができる人(シゴデキさん)」も存在します。

この差は、地頭の良さや知識量の差ではありません。結論から言えば、学んだ知識を「抽象化」し、未知の課題に応用できる「問題解決力」を持っているかどうかの差なのです。

知識の「詰め込み」が思考停止を招く

13歳からの図で考える問題解決
『13歳からの図で考える問題解決』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

学歴は高いものの実務で伸び悩む人の多くは、学生時代の「詰め込み勉強」の癖が抜けていません。彼らにとって、知識は「特定の問いに対する決まった正解」でしかありません。

例えば、歴史の年号を丸暗記しても、その出来事がなぜ起きたのかという「論理(メカニズム)」を理解していなければ、現代のビジネス課題に応用することは不可能です。

書籍では、情報の詰め込みだけに頼る弊害を、駅までの「案内図」と「航空写真」の比較で鮮やかに説明しています。

• 航空写真(詰め込み型):すべての情報が載っているが、情報が多すぎて「どこを通れば目的地に着くか」が判別できない。
• 案内図(シゴデキ型):余計な情報を削ぎ落とし、重要な要素(ランドマークや道順)だけを抜き出している。

「シゴデキさん」は、航空写真のような膨大な情報から、目的達成に必要な論理だけを明らかにする「抽象化」を無意識に行っています。

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