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なぜ高学歴でも仕事で伸び悩むのか?知識を知恵に変え、本質を見抜くことでシゴデキになれる「おでん図」の思考法

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  • 平井 孝志 筑波大学大学院ビジネスサイエンス系教授
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例えば、

「製品のスペックではなく、アフターサービスが重要なのではないか?」
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「アフターサービスが大事だとすると、製品力より組織対応力が重要だ」
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「営業活動もアフターサービス部門と一緒になって進める方がいいのではないか?」

おでん図を意識すると、「売れない」という現状の捉え方も変わります。売れない状況という「現象」そのものではなく、その背後に潜む真因、つまり、今の営業活動・体制に対する課題認識へと思考を深化させることができるのです。そしてありたい姿も、短期的な「売上達成」を超えて、「売れる組織作り」といった本質的なものへと変質します。

おでん図と共にものごとの真因に辿り着こうとする姿勢を持つことが、正しい問題設定や問題解決を可能にします。「急がば回れ」なのです。

学歴を超えた「武器」を手に入れる

学歴の高さと仕事のデキが比例しないのは、学校で教わる「知識」が、そのまま「知恵」として使えるわけではないからです。

大切なのは、知識の表面的な暗記ではなく、その裏にある「論理(メカニズム)」を理解し、図を使って抽象化する力を養うことです。抽象化はアナロジーを働かせることを可能にし、雑然とした「知識」を「知恵」へと昇華させます。今回はおでん図を紹介しましたが、図を使いこなし、自分なりの「レンズ」で世界を捉え直すことができれば、学歴という過去の指標に関係なく、あなたは明日から「シゴデキさん」への道を歩み始めることができるでしょう。

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