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契約取れず全否定状態…「明日で辞めよう」と決めた限界営業社員が辿りついた《陽転思考》。ポジティブシンキングとの違いとは 

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  • 和田 裕美 ビジネスコンサルタント・作家、株式会社HIROWA代表取締役、京都光華女子 大学キャリア形成学科客員教授
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「まだまだ大丈夫」「これからだよ」と言ってくれる先輩の前では、必死で笑顔をつくって「がんばります!」と、表面上は笑って答えていたのですが、心の中はもうどろどろの沼でした。

そんなある夜。私は耐えきれなくなり、「明日で辞めよう」と決めます。
それを言葉にすると、あちこちの引き出しの中から、抑えていた感情が一気に飛び出すようにあふれ出しました。

もう会社に行きたくない。営業なんてしたくない。

全部、嫌! 無理、無理、むり、むり! と。

でも、そんな気持ちをずっと、どろどろと吐き出していたんですが、数時間も経つと、言葉が出てこなくなったんです。もう、弾がなくなった感じです。

すべてを吐き出してネガティブな気持ちに向き合ってみる

ふうー、と大きく息を吐いて黙っていたら、今度は「でも、まあ……」という言葉が出てきました。

「でも、まあ先輩たちはいい人だ。会社の商品もいいものだよね」

「“ありがとう”って言ってくれたお客さまもいたよね」

そうやって、今度はちょっとずつだけど“いいこと探し”が始まりました。

そうして、いつしか心の中に、「もう少し頑張ってみようかな」が芽生えていたのです。

それから毎日のように、自分のネガティブな気持ちに向き合いました。すると、不思議なことに、向き合えば向き合うほど「明日も頑張ってみよう」に変わっていくんです。

そこで、わかったんです。

嫌な気持ちにフタをしないで、ちゃんと見つめるから、「これもういらないな」がわかる。

だから、捨てることができるんだって。

そう気づいてから、ネガティブを恐れなくなりました。そして、暗闇の中から小さな明かりを見つけるのが上手になっていったのです。

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【“思考のくせ”を正して、ハッピーな方向に転換する】

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