勢いのある業界は誰にとっても魅力的。だがいつまでも好調とは限らない…人気ではなくあえて自分の「好き」で仕事を選ぶメリットとは

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そんなことはないと思うけれど、確実に言えるのは、今、脚光を浴びている産業が5年後も好調かは誰にもわからないということだ。それくらい、現実にはたくさんの予測できない出来事が起こる。

だから、お金にはなるけれど興味のない仕事と、お金にはならないけれど興味のある仕事のうちどちらを選べばいいかと聞かれたら、わたしは後者と答えるだろう。

好きなことを堅持した『ハリポタ』作者

実はいちばん簡単だけれど、いちばん難しいのが、好きな仕事を選んで最後までベストを尽くすことだ。

人間はつらいとき、好きなことなら耐えられても、好きではないことにじっと耐えるのは難しい生き物だ。

だから今、波に乗っているからといって好きでもない職種に就いてしまうと、荒波に耐えられず、途中で投げ出してしまう。

『ハリー・ポッター』の作者、J・K・ローリングは、夫との不仲で結婚から1年で離婚をし、カフェを転々としながら『ハリー・ポッター』シリーズの1作目を書き下ろした。そしてそのころ、知人から高校のフランス語教師として働かないかと誘われていたという。

まだ1歳にもなっていない幼い娘をつれて、生活保護を受けながら暮らしていたローリングは、悩みに悩んだ。教師になれば、これ以上貧しさに苦しまなくてすむ。でもそれは、彼女がやりたい仕事でも、好きな仕事でもなかった。

悩んだ末に彼女は、夢だった作家の道を選んだのだ。

結局、彼女の書いた『ハリー・ポッター』シリーズは全世界で5億冊以上販売され、世界でもっとも売れたシリーズ小説となり、彼女もまた、「世界初の億万長者の作家」になったのだ。

不思議でしょう?あの大作家もあなたと同じ悩みを経験していたなんて。でも、これだけは忘れないでほしい。

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