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1000円でもバカ売れ→大量閉店で最盛期の3分の1まで減った「銀座に志かわ」。《高級食パンブーム》を経た同社がいま売る"意外なモノ"〈再配信〉

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2020年前後のブーム最盛期を振り返れば、食パンに特化したビジネスは、事業者にとって合理的だった。

いわゆる駅ナカやスーパーに併設されている一般的なパン屋は、菓子パンや惣菜パン、サンドイッチをはじめ、バリエーションが幅広いため作業工程や人件費が嵩む。

その一方で、高級食パン専門店は、ラインナップが絞られた業態であるため、オペレーション数を抑えられ、焼けば焼くだけ粗利を生み出せる旨みのある商売だった。

『銀座に志かわ』の「水にこだわる高級食パン(税込1100円)」(写真:筆者撮影)

”一本足打法”の限界

ゆえに参入障壁も低く、全国各地で似た業態がひしめいたわけだが、当然それはトレンドの後押しがあってのこと。ピークが過ぎ去り、店舗乱立によるブランド価値棄損が起こった現在は、いくら高品質な食パンを置いたとしても、消費者の来店動機は喚起されづらい。

店舗の前を通ったとしても、ショーケースに並ぶ商品が少なければ、それだけ足を止める確率は下がる。

言い換えれば、高級食パンの”一本足打法”で儲けられる時代が過ぎ去ったいま、生き残るためにはラインナップを拡げる必要が求められる。

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