配属ガチャより残酷!?『新人ガチャ』疲弊する現場と理不尽な現実 「何度言っても伝わらない…」「自分の営業活動ができない…」
「なぜ、何度言っても伝わらないんだ……」
ある機械メーカーの課長(48歳)が、深いため息をついた。昨年4月に配属された新人のことである。
「報連相の基本は教えました。でも、トラブルが起きても報告しない。こちらから聞くまで黙っているんです。先日も納期遅延の兆候があったのに、私が気づいたのはお客様からのクレーム電話でした」
課長の表情は暗い。指導しても響かないし、注意しても改善しない。そんな新人を抱えて、もう半年以上が経過していた。
そこで今回は、「新人ガチャ」でハズレを引いてしまった場合の対処法について解説する。新人育成に悩む管理職・マネジャーは、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
「配属ガチャ」より「新人ガチャ」のほうがキツイ?
ここ数年、「親ガチャ」「上司ガチャ」「配属ガチャ」という言葉をよく耳にする。どのような親のもとに生まれるか、どの上司のもとで働くか、どの部署に配属されるか。自分では選べない運命を、ソーシャルゲームのガチャに例えた表現だ。
たしかに、新人は配属先を選べない。希望を出しても通らないことは多い。だから「配属ガチャ」という言葉が流行るのだろう。
しかし、逆の立場から考えてみてほしい。
新人を迎え入れる側、つまり上司や先輩は、新人を選べるのか。答えはノーだ。小規模事業者の社長でない限り、採用から配属まで自分の意思で決められる人は、ほとんどいない。
「今年は優秀な新人が来ますように」
そう祈りながら4月を迎えるしかないのである。
しかも、若手であれば転職という選択肢がある。上司と相性が悪ければ、異動願いを出すこともできる。20代、30代なら、いくらでも転職先は見つかる。
一方、40代、50代の管理職はどうか。「この新人とは相性が悪いから、別の人に変えてください」と会社に申し出ても、
「新人を育てるのが君の仕事だろう」
とお叱りを受けるに決まっている。新人への不満を口にしたところで、自分の評価を落とすだけだ。
つまり、「配属ガチャ」より「新人ガチャ」のほうがキツイとも言えるのである。




















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