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配属ガチャより残酷!?『新人ガチャ』疲弊する現場と理不尽な現実 「何度言っても伝わらない…」「自分の営業活動ができない…」

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  • 横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長
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記録を残すメリットは3つある。

(1)自分の指導が正しかったかを振り返ることができる
(2)「ここまでやったのに成果が出なかった」と客観的に検証できる
(3)万が一のとき、自分を守る証拠になる

ある食品メーカーの部長は、新人との1on1の内容をすべてメモに残していた。

「3年間指導したが、この新人とは相性が悪い」

そう判断したとき、部長はそのメモを人事に見せた。指導の記録を見た人事担当者は、

「これだけやって成果が出ないなら、配置転換を検討しましょう」

と言ってくれたという。

記録がなければ、「指導不足ではないか」と疑われていたかもしれない。記録があったからこそ、部長は自分の評価を守れたのである。

「不徳の致すところ」と言える強さを持て

それでも、どうしても新人との関係がうまくいかないことはある。そのときは、新人の配置転換を申し出るか、自分の異動を願い出ることも選択肢に入れるべきだ。

「なぜ新人ではなく、自分が異動しなければならないのか」

そう思う気持ちは分かる。しかし、ここでグッとこらえてほしい。

「不徳の致すところです」

「私の努力不足でした」

このように謙虚に申し出るほうが、結果的に自分を守ることになる。新人の悪口や不満を並べ立てても、周囲からの評価が上がることはない。

むしろ、「あの人は部下のせいにする人だ」というレッテルを貼られるリスクがある。少し時間がかかるかもしれない。しかし仕事人生は長い。相性のよい職場で、また挽回すればよいのだ。

現代は、「配属ガチャ」より「新人ガチャ」のほうがキツイ時代とも言える。

新人側は、合わなければ転職すればいい。異動を願い出ればいい。20代なら、いくらでも選択肢がある。

しかし、40代、50代の管理職は違う。日ごろから自己研鑽を続け、マネジメントスキルを磨いておかないと、「新人ガチャ」でハズレを引いたときに対処できない。

指導記録を残す習慣をつけておく。自分のマネジメントを客観視できるようにしておく。いざというときに動けるよう、社内外のネットワークを築いておく。これは自己成長を促すうえでも、有効な手段だ。

「新人ガチャ」は運だ。しかし、運が悪かったときにどう対処するかは、日ごろの備え次第である。

昔とは違う。現代の管理職は、じゅうぶんに備えをしておいてほしい。それが、自分のキャリアを守る最善の方法だ。

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