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「海外では当たり前」「中身が違うんだから問題なくない?」 大阪家系ラーメン店の《外国人への二重価格》に肯定意見多数も、やはり悪手だったワケ

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授

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大阪の家系ラーメン店で提供されている外国人向けメニューが「二重価格ではないか?」と物議をかもしている(写真:Xアカウント「【公式】王道家直系 我道家 OSAKA本店(家系ラーメン)」より)

大阪のラーメン店で中国人観光客とトラブルが起きたことをきっかけに、同店が外国人向けの「二重価格」を設定していたのではないか?という疑惑が浮上し、物議をかもしている。

たしかに、拡散している券売機の画像を見ると、日本語と英語で同じメニューでも、2倍近くの価格差があり、二重価格になっているように見える。

ただし、店舗側の説明としては外国人差別の意図はなく、「日本語ができるかできないかで区別をしている」「日本語ができない方に対して商品の仕様を変更している」とのことだ。

かつて香港で遭遇した「二重価格」対応

この店の価格設定に対して批判的な意見もある一方で、擁護的な意見も少なからずある。その背景には、オーバーツーリズムとそれによる国内サービスの価格高騰の問題、外国人観光客のマナーへの反発などがあるようだ。

外国人に対する二重価格の設定自体は、海外でも一般的になっているし、筆者自身も反対ではない。しかしながら、筆者はラーメン店の価格設定は悪手であったと思うし、外国人対応としてはもっとよいやり方があったのではないかと考える。

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【広東語のメニューには割安なセット商品があったのに…】

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