「今が一番若い」——生涯現役のコシノジュンコさんに聞く、日々を楽しみながら挑戦を続けるヒント
都内で取材を受けるコシノジュンコさん(撮影:谷川真紀子)
2025年度の文化勲章を受章した世界的デザイナー、コシノジュンコさん。長いキャリアを重ねたいまも創作の手を緩めず、まさに「生涯現役」を体現している。活動が多岐にわたって広がる中、2025年10月には『コシノジュンコ うちわ話』というユニークな一冊を上梓した。
自身が手がけたうちわのアート作品97作のほか、コシノさんが普段、どのようなことを考えているかが垣間見られる言葉の数々も収録。同書をひもときながら、コシノさんの熱量はどこから生まれてくるのか、話を聞いた。
普段から書き留めているポジティブな言葉
仕事だけではなく、精力的にさまざまな活動に取り組み、とにかく忙しい。取材の日も分刻みのスケジュールだと聞いた。
(撮影:谷川真紀子)
だが、そんなコシノさんに思わぬ「余白」が生まれた時期がある。新型コロナウイルスで外出自粛が呼びかけられたときだ。
「それまで1日も予定がない日はなかったのに、コロナで急に時間が空いたんです。せっかくだから何かやりたいなと思っていたら、キャンバスではなく、うちわをアートにしたら面白いんじゃないかとひらめいて。それで京都から真っ白いうちわを送ってもらい、書き始めたら面白くて止まらなくなって、一気に書きました」
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