奨学金返済のために「推し活を断捨離」…手取り19万円女子が「奨学金200万円をわずか5年で完済」した舞台裏が凄かった

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「研究室の同期とバイトの話題になったときに『バイト代は全部、自分のために使っている』と言われて衝撃を受けました。確かにお菓子は買っていましたが、私にとってアルバイト代は、親にお金を渡すためや生活費のためのもので、『自分の娯楽に使う』という発想がなかったんです。それが常識だと思っていたので、価値観がガラッと揺らぎました」

「あるお金で生活する」という感覚が染みついていた大林さん。しかしその感覚は、奨学金の返済が始まってからはむしろプラスに働くことになる。

大学卒業後は、現在も勤務している食品メーカーに新卒で入社。返済は1年目の10月から始まり、月額は冒頭で紹介したように2万7000円(第一種:1万3000円、第二種:1万4000円)だった。

「この金額を『多い』と感じたことはなく、淡々と処理していました。書類を見る限り、第二種は33歳で完済し、第一種は43歳頃に完済予定です」

初任給の手取りは約19万円。給与が入るとまず、奨学金の引き落とし専用口座に2万7000円を移し、残りで生活をしていた。それでも大学時代は毎月3万円を親に仕送りしていたわけで、負担は変わらなかった。

「当時は今ほど物価が高くなかったので、残りの16万円でもなんとか生活できていました。今思えば、よくやっていたなと思います」

奨学金返済と、趣味の両立は…

当時の家計簿は、家賃が5万3000円で、残りは約11万円。そこから携帯代、食費、光熱費、インターネット代などを差し引いて、自由に使えるお金はおよそ3万5000円だった。奨学金の返済があると、趣味すらできない……と思われそうだが、実際はどうだったのか。

「当時はK-POPアーティストにハマっていて、イベントにもよく行っていました。お菓子には今でも月に5000円くらい使っています。ちょっと多いかもしれませんが、楽しみのひとつなので(笑)。それに、友達と遊ぶと5000円くらいはお金がなくなるので、当時は貯金できる余裕はありませんでした」

図表
大林さんの新卒時の支出の一覧。19万円の手取りがきれいになくなっていた(編集部作成)
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