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ビジネス #本当にすごいNPO

「引きこもり」「仕事の探し方がわからない」若者を育てる――広がる“NPO卒”人材の活躍、企業の人手不足も追い風

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若者の困りごとも、働く意欲があっても、大卒後の新卒採用を経験していないために仕事の探し方がわからないなど、一昔前の引きこもりとは違うケースも多いという。

こうした変化に伴い、以前からニーズの高かった非対人や狭い人間関係で完結できる仕事だけでなく、接客を伴うサービス業など、コミュニケーションの多い仕事も就職先として求められるようになった。

「企業数が限られていたときには、一人ひとりの特徴や希望に合わせてあげることが難しかったが、最近は企業数が増えたことで、就職先にうまくつなげられるようになってきた」(工藤理事長)

人材ビジネスとは違う

ただ、弊害も生まれている。採用に困り果てた企業の中には、若者を育てていく活動自体には消極的で「寄付をするので、誰でもいいから若者を紹介してほしい」という姿勢の企業もあるという。職場体験や見学を実施しているものの、見極めには苦労している。

工藤理事長は「若者の幸せを最大化することがわれわれの目的で、(企業を顧客とする)人材ビジネスとは違う。ミスマッチを防ぐために、現場を見て若者と話してから(募集するかどうかを)判断してほしい」と、就労支援や夜のユースセンターでの見学を積極的にアレンジしている。

昨年、設立20年を迎えた育て上げネットだが、変化はほかにも2つある。

1つは、資金構成だ。

育て上げネットが展開する、フリースペースのような若者たちの居場所。ボードゲームや楽器などを用意し、若者たちが社会参加する最初の一歩として利用されている(写真:育て上げネット提供)

かつては行政からの就業支援事業を積極的に受託し、国や自治体からの委託金が収入の7割ほどを占めていたが、公共事業は、いつ打ち切られるかわからないという不安定性や、支払いが事業終了後のためキャッシュフローが圧迫されるという課題があった。

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