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中国製「太陽光モジュール」の輸出量が初の減少 需要の拡大ペース鈍化や国産化進展が背景

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中国の太陽光パネルメーカーの輸出拡大はついに限界を超えたもようだ。写真は業界大手の隆基緑能科技の生産ライン(同社ウェブサイトより)

中国製の太陽光発電機器の輸出が曲がり角を迎えている。過剰生産による価格下落で輸出額が減少したのに続き、輸出量も減り始めたのだ。

業界団体の中国光伏行業協会のデータによれば、2025年上半期(1~6月)の太陽光発電機器の輸出総額は138億ドル(約2兆361億円)と前年同期比26%減少。過去最高だった2023年上半期の290億ドル(約4兆2787億円)の半分以下に縮小した。

過剰生産能力がより鮮明に

注目すべきなのは、輸出の柱である太陽光発電モジュールの輸出量(設備容量ベース)が前年同期比2.82%減少し、史上初のマイナスを記録したことだ。

「2024年の『輸出量は増加、輸出額は減少』という局面から、2025年は『輸出量も輸出額も減少』という新局面に移った」

中国光伏行業協会の王勃華・名誉理事長は7月25日、同協会主催のシンポジウムでそう述べた。

輸出量が減少に転じた要因について王氏は、海外需要の拡大ペースの鈍化や外国での国産化の進展など挙げた。その結果、中国の太陽光パネル業界が抱える過剰生産能力の問題がより鮮明になっているという。

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