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中国発の激安EC「Temu」、欧州で巨額罰金のリスク 欧州委員会が「デジタルサービス法」違反を指摘

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Temuは2023年にヨーロッパに進出し、激安価格をテコに事業を急拡大させた(写真はTemuのドイツ向けウェブサイトより))

欧州連合(EU)の政策執行機関である欧州委員会は7月28日、中国発の激安越境EC(電子商取引)サイト「Temu(テム)」が、EUのデジタルサービス法(DSA)に違反しているとする暫定的な調査結果を発表した。

それによれば、欧州委が(一般消費者を装った)「覆面方式」によりTemuのサイトを調べたところ、ベビー玩具や小型電子機器など多くのカテゴリーで(模造品などの)違法商品が販売されていることが確認された。

違法商品対策が不十分

「Temuが2024年10月に(欧州委に対して)提出したリスク評価報告書は実態を反映しておらず、違法商品の拡散を防ぐための実効的な措置をとっていないと判断した」。欧州委は声明の中で、DSA違反と認定した理由をそう説明した。

欧州委がTemuに対する調査開始を発表したのは2024年10月末のことだ。今回の調査結果は暫定的なものであり、まだ確定ではない。しかし仮に最終の調査結果でも違反認定された場合、Temuは違法行為の是正を命じられると同時に、グローバル売上高の最大6%に相当する巨額の罰金を科されるリスクがある。

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