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トランプ「貿易赤字は悪」の真実とウソを見抜け/ケインズ「清算同盟」構想との類似性と決定的な違いは何を示すのか

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(写真:Tolga Akmen/Bloomberg)
5人の解説部コラムニストが、気になるニュースの真相を解説する。【火曜日更新】

暴言だらけのトランプ米大統領だが、「貿易赤字は悪」とする主張には経済学的に見逃せない含意がある。

経済学者D・H・ロバートソン教授が古典的名著『貨幣』で紹介した寓話がある。ボブとジョーの2人はビール1樽に投資し、それを競馬場で売って対価を2人で山分けしようと考えた。その日はとても暑く、馬車で競馬場へ向かう途中、ボブは持ち金をジョーに渡し、ビールを1杯だけ飲んだ。ジョーも我慢できず、受け取った通貨をボブに返して1杯飲んだ。そして、それを2人で繰り返していたら、競馬場に着いたとき樽は空になっていたという話だ。

これは、もし誰も貯め込まずに購入(輸入)し続けるならば、最終的に財が尽きるまで取引が拡大し、貿易規模は最大化されるという話に置き換えることができる。

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