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新作「スーパーマン」へのポリコレ批判は筋違い 大コケ「白雪姫」とは違う、保守派が知らないスーパーヒーローの「原点」とは?

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  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト

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©DC Studios/ Warner Bros.

新たな『スーパーマン』映画は、ポリコレの押し付けなのか? 7月11日の全世界公開前から、お膝元のアメリカでは、一部の間で論議が起きている。

ジェームズ・ガン(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』三部作、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』)が監督、これまでほぼ無名だったデビッド・コレンスウェットが主演に抜擢された『スーパーマン』は、ガンとピーター・サフランの元で再スタートを切る新生DCユニバースの第一弾だ。

今後控える数々のDCスーパーヒーロー映画の未来を背負う重要な作品で、なんとしても大ヒットさせたいところである。主演女優の発言で公開前から反感を持たれたライブアクション版『白雪姫』の二の舞になるようなことは、絶対にしたくない。

にもかかわらず、政治の要素が入ってきてしまったのだ。

監督がつい本音をもらした⁉

きっかけは、イギリスの「The Times of London」に掲載された記事。取材の中で、ガンは、「スーパーマンはアメリカの話。他の場所からやってきて、この国に住み着いた移民の話」と言ったのである。

その後、彼は「だが、私にとって、これは人間の基本的な優しさを語るもの。私たちはそれを失ってしまった」と続け、軌道修正したものの、インタビュアーから「この映画は保守派の州とリベラルな州では違った受け止められ方をされると思うか」と聞かれると、また、「(受け止められ方は)違うでしょう。でも、これは人間の優しさについての映画。優しくない奴らはいますから、彼らはこれが優しさであることについて怒るでしょう。勝手にすればいい」と言い放ったのである。

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