【実写ドラマ《ONE PIECE》シーズン2】ついにお披露目の「チョッパー」は見た目がSNSで話題に!/キャスティングから見えるNetflixの深謀遠慮

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『ワンピース』
シーズン1の配信開始日から約3年待ちとなるNetflixオリジナル「ONE PIECE」シーズン2。ネット上で話題になった実写版「チョッパー」や、大胆なキャスティングからは、Netflixの深謀遠慮が見えてきた(画像:Netflix)
Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。

「かわいい」と「怖い」の声上がるチョッパー

尾田栄一郎の世界的な人気コミックを実写ドラマ化したNetflixオリジナル「ONE PIECE」シーズン2の配信日がようやく見えてきました。シーズン1の配信開始日から約3年待ちになります。

初登場する人気キャラクターのトニートニー・チョッパーの姿がお披露されるとSNS上で話題を集め、実写版への関心は依然として高い様子です。一方、Netflixにとって失敗は許されない状況にあります。

シーズン1は配信されたその年にNetflixのTV部門の中で最も視聴された作品になるほど成功を収めています。実写版も強いことが証明され、シーズン2の制作が決定していることも早くから発表されていました。

肝心の配信日については明らかにされていませんでしたが、日本時間6月1日に開催されたグローバルファンイベント「Netflix TUDUM 2025 」で、2026年に全世界配信されることがようやく発表されました。

ただし、具体的な日にちはわからないまま。撮影自体は既にクランクアップしていますが、編集作業が進行中のため確定していないのかもしれません。

さすがに配信年の発表だけでは話題性が足りないからか、トニートニー・チョッパーが登場する特別映像も初公開され、狙い通り盛り上がりをみせています。

実写版の共同エグゼクティブプロデューサーの立場にもある尾田が「ハリウッド実写版シーズン2の要はあの“珍獣”」と話しているように、続編の目玉はチョッパーです。作者お墨付きのクオリティであることは続くコメントからもうかがえます。

「スタッフ一同試行錯誤を繰り返し、遂にご覧いただける日がやってきました!!フォルム、毛なみ、動き、表情、声、照明、重力表現!!超一流スタッフの手腕でこの世に飛び出してきました」

チョッパー
SNS上で話題となった「チョッパー」(画像:Netflix Japanの公式YouTubeよりキャプチャ)

率直に言えば、実写版の「くまのプーさん」や「ピカチュウ」と似た印象です。特に毛並みのフサフサ加減は、小さい動物系を3DCGで表した時によくあるぬいぐるみ感があります。

SNS上のファンの反応は、全肯定した「かわいい」と違和感を示した「怖い」の意見に分かれています。

賛否両論ですが、炎上するほどではありません。シーズン1の配信前に、生身の役者が演じるルフィらキャラクターに対して上がったアンチの声と比べて、3DCGのチョッパーの第一印象は予想の枠内です。

【画像5枚】シーズン1の配信開始日から約3年待ちとなる実写版「ONE PIECE」シーズン2。作品の雰囲気はこんな感じ
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