【実写ドラマ《ONE PIECE》シーズン2】ついにお披露目の「チョッパー」は見た目がSNSで話題に!/キャスティングから見えるNetflixの深謀遠慮
チョッパーの声はミカエラ・フーヴァーが起用されていることも明かされています。名前を聞いただけではピンとこない俳優が多いのはNetflix海外作品のあるあるですが、話題作への出演が相次ぐアメリカ人女優です。
7月11日に北米や日本で公開されるジェームズ・ガン監督の新作映画『スーパーマン』ではキャット・グラント役に抜擢され、Netflixの人気コメディアドラマ「BEEF/ビーフ」シーズン2への出演も決まっています。
フーヴァーはチョッパーの声だけでなく、フェイシャルキャプチャーも務めています。チョッパーになりきって演技したフーヴァーの顔の表情がコンビューターに取り込まれ、3DCGチョッパーが作り上げられているのだそうです。
攻めた俳優の起用がシーズン1の成功要因

シーズン2は、世界一周の航路「偉大なる航路(グランドライン)」が舞台となって、広大な砂漠が広がるアラバスタ王国へ向かう冒険が描かれることがわかっています。新たに人気キャラクターが続々と登場するそうで、「若さの秘訣かい?」が口癖の魔女と呼ばれる医者Dr.くれはそのひとつ。
演じるのはハリウッドで70年代からキャリアを築くケイティ・セイガルです。実写版の共同ショーランナーで脚本家、エグゼクティブプロデューサー、つまり製作トップのマット・オーウェンスが、公式インタビューで「脚本家チームが共有していたのは、Dr.くれはがシーズン2の重要な役割を果たすということ」と話す言葉からは存在感が大きいことが想像できる。
俳優たちが演じるキャラクターに息を吹き込み、実写版独自の魅力を引き出している印象が強かったシーズン1の路線を貫いていくのではないかと予想もできます。
これは原作のキャラクターとかけ離れているという意味ではありません。むしろ、漫画原作への尊重と実写ならではの表現のバランスを巧みに追求していると思います。

イニャキ・ゴドイが新人俳優ながら見事に演じた主人公・ルフィは、どちらかというと原作に忠実ですが、エミリー・ラッドのナミは現実世界にいるような親近感を新たに打ち出し、好感度抜群でした。また新田真剣佑のゾロは色気が持ち味となって話題になり、既存の「ONE PIECE」ファン以外の層が作品に興味を持つきっかけまで作っていました。
シーズン1の成功は狙いを定めた俳優の起用に要因があり、自信をつけた状態でシーズン2はさらに攻めてくるのではないでしょうか。やり過ぎ注意ではありますが、尾田はこの点でも太鼓判を押しています。
「私の方で行ったキャスティング選択は日本で行い、そのため写真と動画で決定しましたが、実際に彼らを目の当たりにし、確信しました。彼らはまさに完璧な選択でした」。撮影が行われた南アフリカのケープタウンまで足を運び、俳優たちと直接会話するなかでそう感じたそうです。
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