国分太一のコンプラ違反で「謝罪」したが…。何の説明もないTOKIO解散の発表文が抱えている"最大の問題"
ファンもみんな、もうTOKIOは5人に戻る日は来ないだろうとわかっていたのです。でもそのことに直接触れない形で、ファンが一番言ってほしかった言葉を表現者として表現する。江戸言葉で言えば「粋」な表現でした。
そんな表現を生業にするひとたちが、4年たってみんな歳をとってしまったのかなと思います。ビジネスの世界で使われる紋切り型の同じ構文を使いまわす形で、解散を発表してしまいました。
説明がないままTOKIOは解散
別に今回の事件が以前よりも重いから、まずは神妙に頭を下げたというわけではないと思います。なぜなら前回、山口さんが活動休止した際には、黒いスーツ、黒いネクタイで神妙に頭を下げた4人の口からは、山口さんに対して厳しい叱責が出ていたのです。
そこからファンが理解したことは、山口さんが性加害を起こしたことも悪いのだが、加えてアルコール依存症がその背景にあって、そこの治療に向き合わないと彼は更生できないと他の仲間たちが事件をとらえているということでした。
それから4年、新たに行われたことはまるで「尻尾切り」です。何も説明しないままTOKIOは解散を表明しました。そのほうが残る2人は個人での芸能活動がしやすいと判断したと思われても不思議ではありません。
公式サイトで「紙ぺら一枚」での解散発表。カネという側面でその判断は理解できないことはありませんが、ファンからの共感は得られにくいでしょう。プロの表現者の世界でも、説明責任よりリスク回避が優先される現象がみられるのは残念です。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら