
先日、『就職四季報』2026・2027年版(2024年調査まで)をもとに、総合商社と大手電機メーカーの「平均年収比較マップ」を配信した。今回は、旧三大財閥である三菱、三井、住友の流れを汲むグループ企業に焦点を当て、平均年収をヒートマップ形式で作成した。
財閥系企業のうち三大グループで同じ業種の企業を持つ会社から優先的に選び、7社ずつのマップとした。金融業界では三井と住友で垣根をこえた連携が進んでいるので、今回は対象外にした。就職活動でも人気の名門企業の給与事情はいかほどなのか探っていきたい。
平均年収は『就職四季報』のアンケート調査時点で、総合職の平均年収に回答があればそれを優先し、回答がなければ全従業員の平均年収を採用した。ヒートマップでは、金額水準が高いほど濃い赤色となっている。年収が取得できなかった年はグレーの背景色とした。図には記載していないが、平均年収は各企業の平均年齢の水準によっても左右される点は注意してほしい。
総合商社が各グループのトップに位置する
まず3グループで共通していえるのが、総合商社の給与水準の高さだ。最新の2024年調査の時点では、三菱商事が2000万円超え、三井物産は1900万円、住友商事は1809万円と各グループでトップだった。
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