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今回こそ「連邦政府への屈服と服従の歴史」を覆せるか? ハーバード大学の自由闘争は100年以上前から続いている

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1917年夏には、ジェームズ・マッキーン・キャッテルとヘンリー・ワズワース・ロングフェロー・ダナという2人の平和主義者の教授がこの禁止令に反抗し、即刻解雇された。

著名な歴史学者チャールズ・A・ビアードは抗議のために辞職した。たとえ彼が戦争を支持していたとしても、「何千という同胞がこの見解を共有していない」と彼は書いた。「彼らの意見を罵倒や非難で変えることはできない。彼らの理性と理解に対する主張が、私たちの最善の望みなのです」。 その2年前、ジョン・デューイやエドウィン・R・A・セリグマンを含むコロンビア大学の教授数名が、全米の学問の自由を守るためにアメリカ大学教授協会(AAUP)を共同で設立した。

反体制的な意見を持つ教授を弾圧

迫害の高まりを受けて、ビアードは、表現の自由を尊重する新しい学術機関の開設を決めた率直な学者、ジャーナリスト、慈善家のグループに加わった。計画委員会が懸命に取り組んでいる間にも、主流の学術機関は屈服し続け、1918年に大学は戦時中に言論を検閲すべきであると結論づけたAAUPに後押しされた。創設から3年後、AAUPは今や、反体制的な意見を公に表明したことで職を失いつつある平和主義者の教授を擁護することを拒否していた。

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