
FMHが優勢との見方
ところが今回は違った。
ダルトンのパートナーとしてFMHの案件を担当している西田真澄氏は、「ほぼすべてのスポンサーが離れるという危機的な状況に陥ったことに、株主として大きな危機感を覚えた」と述べたうえで、株主提案した理由について「ターンアラウンド(事業再生)には、オールドボーイズクラブには退場いただき、外部から新しい血を入れる必要があると考えた」と明かす。
これに対しFMHは5月16日の取締役会で株主提案への反対を決議し、新たな取締役候補を公表した。結果、6月25日開催予定の定時株主総会には会社提案と株主提案の2つの議案が並ぶことになり、実質的なプロキシーファイト(委任状争奪戦)が幕を開けた。
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