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窮地のフジに襲いかかる“前門の虎、後門の狼”。旧村上系ファンドに総会後を見据えた不穏な動き

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下表をご覧いただきたい。これはFMHとダルトン双方が提案した取締役候補の一覧だ。

「ゼロ回答」

まずFMHの提案は、それまでの取締役17人体制から11人に減員している点が特徴だ。これは一連の問題発覚後に公表した「経営体制の見直しの考え方」で、取締役会のコンパクト化や過半数を独立社外取締役にすること、そして女性取締役比率を3割以上にすることなどを掲げていたからだ。

具体的な人選については、改革アクションプランの実効性を重視。そのうえでコンプライアンスやデジタル、グローバルといった8つのスキルそれぞれに長けた人材を選定したとしている。

これに対してダルトンは、非常勤社外取締役候補12人を提案する。特徴は、SBIホールディングス(HD)で会長兼社長を務める北尾吉孝氏を筆頭に個性派ぞろいなことだ。

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