では、よい老い方をするためには具体的にいま、どうすればいいのだろう。
現時点でもっとも定評のあるアドバイスの多くで説かれているのは、基本的な健康習慣の重要性だという。とくに指摘されるのは、質の高い睡眠を十分に取ることの大切さだ。
また、タバコやアルコールを避け、肥満にならないようにすることももちろん忘れるべきでない。そして、同じくらい重要なのが運動だ。さらには、社会的・心理的な要素も無視できないだろう。
老いは思いのほか早くやってくる
著者が述べているように、こうした助言に目新しさはないかもしれない。それ以前に、いま働き盛りにある方であればあるほど、老い方はイメージしづらいかもしれない。
「老いがいつか訪れるのは間違いないけれど、でも、まだ先のことでしょ」というように。
ところが実際のところそうではなく、老いは思いのほか早い時期に姿を現すものである。
だから“そのとき”のことを考えておくべきであり、そういう意味で本書は参考になるのではないかと感じる。
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