「30年、一度も洗っていない」“恐ろしい状況”になっていた浴室…しかし30分で驚愕の姿に激変! ここまで放置していたのは意外な理由だった

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「極度の面倒くさがりな性格だった」という理由から、自分ではどうすることもできないほどのゴミ屋敷になってしまうこともある。そういった人たちに共通しているのは、「家を“くつろぐ空間”だととらえていないこと」だと二見氏は言う。

「女性が住むゴミ屋敷で、使用済みの生理用品がトイレに放置されていることがあります。部屋の一角に山のように溜まっていることもありますし、家中に散乱していることもあります。初めて聞いた方は驚かれるかもしれませんが、ゴミ屋敷清掃の現場ではよくあることなんです」

ゴミ屋敷
キッチンに設置された冷蔵庫の中身は、いつ買ったものかわからない食品ばかりで、すべて腐っていた(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)
ゴミ屋敷
油とホコリで汚れたキッチンの壁に洗剤を塗布すると、あっという間に汚れが溶け出してきた(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

「尿が入ったペットボトル」が並ぶ部屋

夜勤が多く生活リズムが人と違っていたり、人の目が気になったりして、マンションの共同ゴミ捨て場に捨てることができず、部屋に溜め込んでしまう人もいるが、このケースは違う。もしそうであれば、せめてゴミ袋にはまとめて置いているはずだ。

「きっと、家を“くつろぐ空間”としてとらえていないのだと思います。本人にとって家はあくまでモノを置く場所でしかないので、重い腰を上げて片づけようという気にならないのでしょう。

男性が住むゴミ屋敷だと、稀ではありますが、尿が入ったペットボトルが部屋に並んでいることもあります。共同トイレしかなく部屋を出るのが面倒……というケースもありますが、部屋にトイレがあるのにペットボトルに用を足してしまう人もいます」

極度の面倒くさがりかつ家を物置としてとらえていると、こういうことが起きてしまう。“一線”を越えるとさすがに部屋の状態が気になってくるが、それでも片付けを先延ばしにしてしまう。

ゴミ屋敷
まずは玄関回りから片付けていくスタッフ(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)
ゴミ屋敷
和室の山のようなゴミも手際よくゴミ袋に入れていく(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)
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