その様に考えると、キャリア形成には戦略性の様なものも求められるし、なによりも自分事として能動的に捉えて考え、行動する事が求められる。
なんせキャリアも人生も万人に当てはまる正解や王道がないが故に、主体性をもって自分にとってのベストを探求し続ける事が大切だ。
「何を目指して何をするか」を明確化する
就職をするしない、いつするのか。転職をするしない、そしていつするのか。
勤務のスタイル、場所、時間、雇用形態。
選択肢は多様にある。
多様にあるが故に、大切なのは「何を目指して何をするかを明確化する」事だ。
その場しのぎのアクションは何の解決にもつながらない事はさきほど述べた通りだ。
キャリア上の大きなゴール(それが漠然としたものであったとしても)をキチンと持ち、そのうえでいつまでに何をするかや、今何をするべきか又は何をしないべきか、などを考え、現時点におけるベストの選択肢を見出すべきだ。
もちろんキャリア上のゴールを最初の段階から持てる事は稀であろうから、仕事を日々する中で、職業人としての自分を知り、適正や才能なりを理解し、ビジネス環境や労働市場の動向を含む世の中の状況を見極め、その中における自分の今現在及び将来の立ち位置を考える。
決まった方程式や正解がないゆえに、自分の中でも正解を探求するべくそういった緻密なプラニングとそれに基づいたアクションが必須なのだ。
そうでないと世の中のトレンドなりに流されるだけの、誰の為の人生かが分からなくなってしまう。
転職率や離職率の高まりは、将来への不安なりの高まりを反映している側面もあるだろう。
だからこそ、止まっているよりも、動き回って正解に近づきたい、という事なのだろう。
もちろん思考停止した現状維持よりも、アクションがあった方が良いのは言うまでもない。
言うまでもないが、より良いのはやはり緻密なプラニングや試行錯誤に基づいた「意思のあるアクション」なのだ。
不確実な世の中であらゆる全体や常識が不安定であるからこそ、自分自身という軸が不安定であってはいけないのである。
世間や世の中に流されない為にも、しっかりとした自分自身の軸を持つ。
これはキャリア上のパスだけではなく、人生における生き方や価値感などを含め、人生全般にも言える事だ。
たかが転職されど転職。
アクションは同じでもその背景により、その後の結果が変わる、という事だ。
今現在の状況や希望も価値観もなにも、ヒトそれぞれ皆異なる事には異論はないと思う。
但し、「自分にとっての幸せを追求する」というゴールは皆共通なハズだ。
だからこそ、人生の大切な一部であるキャリアにおいても、主体性と戦略性、そして個性が求められるのだ。
後悔しない職業人人生を生きるべく、お互いに日々自問自答し、試行錯誤しながら、一歩一歩自分のペースで前進していこう。
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