繰り返しになるが、目的からズレた業務はやる意味がない。いくらDXを進めても、組織体制を見直しても、目的からズレた業務をやっている限り、労働力を無駄遣いしていることに変わりはなく、最大限の成果も生み出せない。
業務効率化で成果を上げる3ステップ
「目的は付加価値を生み出すこと」という仕事の大原則に基づいて、最大限の成果につなげる業務効率化のための3ステップを提示する。
①その業務の目的は何か?そもそも目的は存在しているのか?
最も大事なのが目的の確認だ。「目的がない」もしくは「目的が把握されていない」という業務は、当然だがいくら努力しても成果はゼロに等しい。業務を効率化する際にはこのスタートラインから始めないと意味がないのだが、意外と見逃されやすいポイントだ。
もし、目的がよくわからない状態なら「その業務はいったんストップ」して目的の再確認、再定義をすべき
②業務のやり方が目的に沿っているか
次に重要なのが、目的に沿ったやり方になっているかの検証だ。
実際の業務は、最初に予想した通り順調に進むことはめったにない。だからこそ、やりながら成果と照らし合わせることが必要になるし、目的に近づく成果が出ていないと気づいたら、即座にやり方を修正する必要がある。
③より効率的に成果を出す方法はないか、常に考える
業務効率化というと、大半の人が最初にこの「効率的に成果を出す方法」を考えてしまうが、大事なことは①と②をクリアしていることだ。①②ができた状態で初めて③に意味(効果)が出てくる。
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