令和での「編み物ブーム」なぜ人気が続くのか 《ルセラフィムのSAKURAが火付け役》 平成の編み物ブームとの違いは?

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編み物ブーム 平成 令和
毛糸売り場。品薄もちらほら(写真:筆者撮影)

去年末から今年にかけて、人気が高まっている編み物。セリアなど百円均一の棚をのぞくと、今もなお品薄状態を見かける。

ここ数年では、2020年の東京オリンピックで、イギリスの飛込競技選手(当時)のトム・デイリーが、競技会場で編み物をしていたことがXで「編み物男子」として話題になった。

そんななかで、本格的なブームに火をつけたのは、韓国のガールズグループ、LE SSERAFIM(ルセラフィム)のSAKURAこと宮脇咲良だろう。

SAKURAが趣味として始めた編み物はプロ並みの腕前として話題となり、自作した衣装を自身の音楽番組出演時に着用したほか、SAKURAが編み物で作ったアイテムを再現した商品も発売された。

編み物ブーム 平成 令和
SAKURAが編んだおぱんちゅうさぎ(写真:SAKURAのインスタグラムより引用)

一時的なブームで終わると思いきや、今なお続く令和の編み物ブーム。今回は平成の編み物ブームと比較しつつ、その理由を探ってみた。

平成は「青文字系雑誌」でブームに

SAKURAが火付け役となり、今ではトレンド感のある趣味として人気の編み物。一方で、平成の時代でも、手作りブームの中のひとつとして、編み物は人気だった。

90年代後半に祥伝社から刊行されていた『Zipper』ではオリジナルのファッションとして、編み物などの手作りブームを紹介。

同誌は服飾系の学校に通う学生が読者モデルとして活躍していたこともあり、瞬く間にほかの青文字系ファッション誌の間でも、自作の服作りがトレンドに。雑誌やムック本の誌面には、オリジナリティあふれる作品と作り方が掲載された。

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