競馬である。
15日は、上半期グランプリ、宝塚記念(阪神競馬場の芝コース、距離2200メートルで行われるG1レース)である。
今年から、先週8日の安田記念も宝塚記念も日程を繰り上げて、夏競馬が全体的に早くスタートすることになっている。
宝塚記念はドゥレッツァの単勝に資金を全部
これはいいことだと思うが、さらに、私が毎年主張しているように、チャンピオン決定戦なのだから、クラシックディスタンスの1マイル半、2400メートルで行うように変更するべきだ。阪神コースは2200メートルだと内回りコースにもなり、実力判定レースとしての価値はさらに下がる。何もいいことはないのだ。
一方、下半期、いや年度総決算の有馬記念は中山競馬場の芝2500メートル。内回り。これは2200メートルの外回りにすれば、距離は短くとも外回りなだけに、むしろスタミナを要し、またスピードの争いにもなり、実力判定レースとしては良いことづくめだ。
2500メートルというのは2200メートル以上に世界的には不自然な距離で(競馬は1ハロン=200メートルが基準単位である)、何の意味もない。1年でも早く、この2レースの距離を入れ替えていただきたい。
さて、予想となれば、私はそれでも波乱が起きず、強い馬が強いレースをして勝つことを望み、そういう予想をする。
いちばん強いのは、ドゥレッツァ(1枠2番)。中盤から押し上げて押し切る競馬を期待したい。穴で怖いのは、ヨーホーレイク(5枠9番)。7歳にして、突然の充実。今年2月の京都記念(G2)では、前回時から20キロ増で完勝して、6歳までとは別馬のようになった。大穴は武豊騎手騎乗のメイショウタバル(6枠12番)。しかし、そこまで手は広げられないので、ドゥレッツァの単勝に資金を全部。
※ 次回の筆者はかんべえ(双日総研チーフエコノミスト・吉崎達彦)さんで、掲載は6月21日(土)の予定です。当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています。
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