「実績はあるのになぜ採用されない?」、 転職で"失敗し続ける"40代マネジャー3つの特徴。40代転職を成功させるヒントとは
視座が低いと、自分にしか意識が向かない。面接でも自分のことばかり話す。
IT企業の営業課長だった人は、1時間の面接で45分間も自分の武勇伝を語り続けた。相手企業の事業内容について質問されると、「詳しくは存じ上げません。ホームページで確認した程度です。しかし私の経験は必ず役立つはずです」と答えた。これでは採用されるはずがない。
転職活動で失敗する40代「3つの特徴」
まとめると、転職活動で失敗する40代の特徴は、以下の3つになるだろう。
(1)プロダクトアウト思考で売り込む
自分の経歴や実績を一方的に語るだけで、相手企業にとってそれがどんな価値があるかを説明できない。これでは、お客様のニーズを無視して商品の機能ばかり説明する営業と同じだ。
相手企業の事業内容、課題、将来像を理解し、自分の経験がどう貢献できるかを具体的に提案する姿勢を見せよう。
(2)相手企業の課題を理解していない
企業研究が浅く、表面的な情報だけで面接に臨むのは絶対NGだ。先述した通り、学生でもかなり深く研究して面接に臨む。
間違っていたとしても、自分なりの視点で課題を設定し、その解決策を披露できなければ、どんなに素晴らしい経歴があっても価値提案はできない。
(3)学ぶ姿勢より「教える姿勢」が強い
成功の呪縛から逃れることができず、「教える姿勢」を前面に出すような40代も、煙たがられるだろう。異なる企業文化や新しいやり方を受け入れる柔軟性に欠ける、と評価されてしまう。
特に大企業出身の40代マネジャーは、気を付けるべきだ。本当に優秀な人は、いくつになっても謙虚に学ぶ姿勢を持っている。
では、どうすればいいのか。成功する40代は、まず相手企業を徹底的に研究する。
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