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「見事なテクノロジーによる伝統の継承の可能性」──アップルCEOティム・クック氏が讃えた日本人開発者が取り組むアプリによる問題解決

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つねに、現実社会の問題を発見し、それをテクノロジーで解決する方法を探す。濱本氏のアプローチは、まさにデジタル教育の目指す姿そのものだ、と言える。

iPadを持っているなら、ぜひ参加してほしい

現在開発中の新たなアプリについて説明する濱本氏。実現には技術的な問題の解決も必要で、今回WWDCでアップルのエンジニアとともに、その方法を模索するという(筆者撮影)

濱本氏の次の作品は、ギターがテーマだという。しかも、そのアイデアは画期的だ。

「iPhoneを左手に構えて弦を押さえ、右手に装着したApple Watchでストロークし、AirPodsで聞くことができるアプリを考えています。これでいつでもどこでも、音を気にせずギターの練習をすることができるようになります」(濱本氏)

ただし、そのためにはiPhoneとApple Watchの接続時間という技術的な問題を解決しなければならず、WWDC25の期間中にアップルのエンジニアとその方法を考えたい、という。

その大きさやスケールに圧倒されながらも、本来のWWDCの目的である、開発者とアップルとの対話を早速行おうとしている濱本氏は、「できるだけ多くの学生に、Swift Student Challengeに参加してほしい」、と呼びかけた。

「多くの人は、プログラミングはハードルが高い、と思っているはずです。しかしiPadだけでプログラミングを学べるなど、AppleはSwiftを通じて、初心者でもわかりやすく学べるよう工夫されており、かなり寄り添ってくれています。少しでも一歩踏み出して、挑戦してもらうことが重要だと思います」(濱本氏)

濱本氏はWWDCで、16歳や中学生など、自分よりも非常に若い世代の受賞者との出会いがあったという。彼らが持っている多様な問題やその解決のためのアイデアからも、大いに刺激を受けていた。

すでにあらゆる人が持っているスマートフォンをポジティブに生かし、あらゆる問題解決に取り組む。濱本氏は、そんな可能性が広がることに、期待を寄せていた。

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