iPhoneのスクリーンショットが“検索エンジン”に置き換わる日。WWDC25で発表されたiOS 26注目の新機能

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画像検索をすることで、画面上に表示されていたアイテムに似たものを探すことができる(写真:アップル)

また、イベント情報の管理も格段に効率化される。セミナーやカンファレンスの告知画像をスクリーンショットするだけで、日付や場所、時間などの情報が自動で抽出され、カレンダーへの追加が提案される。複数の予定を同時に管理する必要があるビジネスパーソンにとって、見逃しや入力ミスのリスクを減らし、日々の業務をよりスマートに進められるだろう。

表示されている日付や場所、時間などの時間を認識し、カレンダーへの追加ボタンが表示される(写真:アップル)

さらに、画面上に表示された製品やグラフ、建築物などについて知りたいときは、ChatGPTに直接質問できる。たとえば、「このグラフが示す業界のトレンドは?」「この製品の競合は?」といった具体的な疑問に、その場で答えを得られる。アプリを切り替える必要がなく、調査や意思決定のスピードが格段に向上する。ビジネスの現場で求められる「即断即決」を支える強力なツールとなるはずだ。

ChatGPTを通じて気になる情報を調べることができる(写真:アップル)

Apple Intelligenceの包括的進化

Visual Intelligence以外にも、Apple Intelligenceの機能は今秋、さまざまな形で展開される。メッセージ、FaceTime、電話アプリでは、ライブ翻訳が実装され、国際的なビジネスシーンでの言語の壁を取り除く。メッセージでは受信したテキストが自動的にユーザーの好みの言語に翻訳され、FaceTimeでは話者の声を聞きながら翻訳された字幕を表示、電話では会話全体で翻訳が音声で読み上げられる。

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