フジテレビ清水社長に株主提案に反対の理由を直撃「1人でも入れば勝ちという言い方は理解できない」

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株主提案の取締役候補についても面談や質問状のやりとりなどを通じ、われわれの候補と同じプロセスで検討させていただいたが、改革プランを実行するためのメンバーとしてはわれわれが提案したメンバーが適切だと考えている。

決してダルトンと対立しているわけではない

フジテレビ清水賢治社長
清水賢治(しみず・けんじ) 1961年生まれ。83年慶應義塾大学法学部卒業後、フジテレビに入社。編成・映画部門でフジテレビアニメの代表作「ドラゴンボール」「ワンピース」などを手がける。2022年6月からフジ・メディア・ホールディングス専務取締役。25年1月からフジテレビ代表取締役社長に就任 (撮影:梅谷秀司)

――ダルトン側は、「今回の株主総会はオールスター選挙で、1人でも取締役に選ばれればFMHにとっては大きな意味を持つ」と主張しています。

たしかに昨年の株主総会の結果を見てみると、わずかだが会社提案と株主提案双方の取締役が混在して選任された企業がある。そういう意味で会社法上は可能ということだろう。しかし、「1人でも入れば勝ち」という言い方は理解できない。企業価値の向上が目的で、取締役はその施策を実行するためのメンバー、言い換えれば手段だ。そういう意味では勝ち負けではない。

とはいえ、決してダルトンと対立しているわけではない。もちろんわれわれの提案がベストだと考えているが、その点だけは強調しておきたい。

CMの回復見通しや、収益構造の改革策について語った詳報版は、東洋経済オンライン有料版記事「『改革プラン実行できるメンバーを選んだ』。フジテレビ清水賢治社長が語る株主総会への決意とCM回復見通し、収益構造の改革策」でご覧いただけます。
田島 靖久 東洋経済 記者

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たじま やすひさ / Yasuhisa Tajima

週刊東洋経済副編集長。大学卒業後、放送局に入社。記者として事件取材を担当後、出版社に入社。経済誌で流通、商社、銀行、不動産などを担当する傍ら特集制作に携わる。2020年11月に東洋経済新報社に入社、週刊東洋経済副編集長、報道部長を経て23年4月から現職。『セブン&アイ 解体へのカウントダウン』が小社より24年12月発売。

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