介護保険の申請を行わなくても介護予防のプログラムや日常生活の支援を受けられる制度で、訪問型・通所型サービスや、その他の生活支援サービス(安否確認サービス、配食サービス、日中の居場所作りなど)に対応しています。詳細は、記事の最後につけた表をご覧ください。
お住まいの地域でどんな介護予防の取り組みがあるかは、ネットには情報が出ていないことも多いため、まずは最寄りの地域包括支援センターでチェックするのがいいでしょう。
地域包括支援センターには、地元でやっているような小さな体操教室や料理教室、絵画教室、マージャン、太極拳開催のチラシなどが置いてあることが多いので、そこから興味があるものに参加してみるといいかもしれません。
それから、地域で行われている取り組みに詳しいのが、「生活支援コーディネーター」と呼ばれる人です。地域のさまざまな活動や居場所に精通して、それらに相談者をつなげていくことを主な役割としています。地域包括支援センターにいることが多いです。
「外に出ない親」にはどう対応する?
読者世代だと、親の老化や健康が不安になるかもしれません。
なかなか外に出るきっかけを作れないのであれば、「親はこういうことに興味があるのですが、それに近い取り組みはないでしょうか?」などと、地域包括支援センターや生活支援コーディネーターに相談することで、親が楽しめそうなサービスにアクセスできるかもしれません。
子どものサポートが後押しになることもあると思います。
Aさんのように外になかなか行きたがらない場合は、「○○ちゃんのお母さん、最近こういうのに行き始めて、すごく楽しいらしいよ」などと知り合いの話を引き合いに出すのも1つ。
「お父さんと同世代の人たちが集まっているらしいけど、行ってみたら楽しめるかも」などと、気軽な感じで水を向けてみるのも手でしょう。
いずれにしても、介護予防のカギとなるのが、心身機能の低下(フレイル)と生活習慣病の予防です。
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