「中居正広は往生際が悪い」「被害女性の“友人”はなぜ週刊誌に喋る?」と批判が再燃…《中居氏の騒動》幕引き後も泥沼化させている"真犯人"
中居氏、相手女性、第三者委員会、フジテレビ、「週刊文春」、さらに、ネットメディアの記事、橋下徹さんや古市憲寿さんら著名人の発信、世間のコメントなどが加わり、まさにカオスのような状態と言っていいでしょう。
なぜ第一報からまもなく半年になる現在も騒動が続いているのか。当事者が多く、記事やコメントが乱立する中、ここではビジネスパーソンがミスリードされないために、客観的な視点からそれぞれの現状などをあげつつ論点を整理していきます。
早く解決したいのに長期化する矛盾
本来、中居氏、相手女性、フジテレビなどの当事者たちにとってこの問題は一日も早く解決させて新たな日々を歩みはじめたいところでしょう。また、すでに解散したであろう第三者委員会も騒動が長期化することを望んでいるはずがありません。
雑誌が売れ、有料会員数やページビューが増える週刊文春、そして追随して報じるメディアのみに望ましい状況が続いています。
では、なぜ当事者たちが早く終わらせたい問題なのにここまで長期化しているのか。
まず中居氏の現状としては、代理人弁護士を通じて第三者委員会の調査報告書に「一個人の名誉・社会的地位を著しく損ない、極めて大きな問題がある」などと反論。証拠などの開示を求めているという段階で、「第三者委員会から拒否されたことで、次にどんな動きを見せるのか」に注目が集まっています。
ネット上にはこれらの行動に「悪あがき」「往生際が悪い」などと否定する声があがっていますが、なぜ中居氏サイドは批判覚悟で動いたのか。
それは「『性暴力』という日本語から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されなかった」「中居氏が守秘義務解除を提案していた」「約6時間にわたってヒアリングに応じたものの、報告書には発言の要旨がほとんど反映されていない」という主張から、多少の名誉回復を目指すものとみなすのが自然でしょう。
第三者委員会はその求めに応じていませんが、関係者や世間に向けたダメージ軽減という点では多少の効果は得られた感があります。

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