日本調剤、業績悪化で就任1年で社長交代へ・・・経営立て直しへ非上場化の動きも・・・ 競合で業界トップのアインHDは同業買収に動く

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

調剤薬局をめぐっては、薬を患者に処方する際の薬価の引き下げと薬の仕入れ価格の上昇が重なり、売上高から原価を差し引いた売上総利益(粗利)が稼ぎにくくなっている。

医薬品製造販売も苦戦

また、第2の収益源として期待していた医薬品製造販売事業でも不振が続く。

昨年4月には子会社のジェネリック医薬品メーカー・長生堂製薬の川内工場で、国から承認されていない方法で抗生物質を製造していたことなどが判明。昨年4月から7月にかけて医薬品の出荷が停止した。この影響で2025年3月期は売上高で約40億円、営業利益で15億円余りのマイナス影響が出た。

日本調剤は今回の社長の交代に加えて、株式の非公開化も視野に、経営戦略の見直しを検討しているという。

調剤薬局業界をめぐっては、ここのところ、M&Aや異業種連携を進める動きが加速している。薬価の引き下げや人件費の高騰などで業界全体が大きく変化する中、日本調剤は今後、どのように経営を立て直していくのか。

本記事の詳報版は、東洋経済オンライン有料版記事「日本調剤、業績悪化で就任1年で社長交代へ・・・並行して進む非上場化の行方は? 競合のアインHDが同業買収に動くなど業界内の動きも加速」でご覧いただけます。
吉田 敬市 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

よしだ けいいち / Keiichi Yoshida

1988年生まれ。テレビ局記者を経て、2024年10月入社。現在はドラッグストアや調剤薬局の業界を中心に取材。流通・小売業のほか、人口減少、環境問題、災害といったテーマにも関心をもつ。大学時代は政治学を専攻。趣味はバスケットボール。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事