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「味が値段に見合ってない」「さすがに高い」との声もあるが…。ココイチ「驚愕の3280円カレー」が示す“残酷な現実”

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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「高付加価値」な店を目指すココイチ

ココイチで3280円とは、かなり攻めた値段設定である。

この背景には、最近のココイチが「高付加価値路線」を目指していることがある。ココイチを運営する壱番屋の2025年2月期決算では「営業施策」として、さまざまな期間限定メニューが紹介されている。

「カシミールチキンカリー」や「ローストチキンスープカレー」など、普通のカレーとはテイストの異なるメニューを立て続けに開発しているのだ。

今回の「肉塊カレー」も2024年から提供されており、そこでの人気からシリーズ化。登場するのは半年ぶり5回目で(毎回名前が変わっていることに注意)、初回はレベル3までしかなく、2371円が一番高いメニューだった。

実は様々な施策をしているココイチ。色々と工夫があって素直に面白い(出所:壱番屋の決算説明会資料より)

こうしたカレーは素材にこだわっていたり、プレミアム感があったりして、往々にして少し値段が張る。それでも来たくなるメニューを目指しているのだろう。

これら「高付加価値路線」と連動するように、ココイチはここ数年でたびたび、グランドメニューの値上げを実施している。

喫緊では、昨年8月の値上げがある。これによって、同社のメニューの中でもっともシンプルなポークカレー(ライス300g)は、東京都・神奈川県・大阪府で591円から646円と55円の値上げ。その他の地域では570円から646円と76円の値上げになっている。かなり攻めた値上げ幅である。

また、カレー以外のトッピングも、50種類のうち45種類が平均13.5%の値上げとなり、トッピングとカレーを合わせるとさらに値段は高くなる。

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