週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #さらば!グローバル資本主義

森永卓郎さん(享年67)最期の提言「《都会で働く》より《都会を離れて農業をすること》が"潤いのある人生"につながる2つの理由」

4分で読める
  • 森永 卓郎 経済アナリスト、獨協大学経済学部教授
2/3 PAGES
3/3 PAGES

2つめは「自分ですべて決められる」ことです。

組織社会にいるサラリーマンは、巨大な「組織の歯車」となって働いています。組織や上司の指示を受け入れなければなりません。サラリーマンの給料は「我慢料」だと言う人すらいます。

それと比べると農業は、「失敗する」のも「成功する」のも、すべて「自分の裁量決断次第」です。すべて「自分の考えで自由にできる」ので楽しいのです。

農業こそ「自由と自己責任」の仕事「人類の叡知の結晶の作業」だとも思います。

私自身が実に「充実した生活」を送ることができた

私はこの生活を経験することで、「すべての国民がどんな形でもいいから農業を始めてみる=一億総農民化」を提唱しています。

農業を体験すれば、年収を1万円でも多くしようと「サービス残業」をしたり、「上司にごまをすったりする」よりも、はるかに「潤いのある人生」を送ることができます

だからといって明日から国民全員が地方に移り住み、農業に従事できるわけがありません。そうなったら、一時的にすべての経済活動がストップしてしまうからです。

まずは、身近なところから、ちょっとした自家菜園を始めてもいいし、私のように近隣に畑を借りてもいい。そのほうが、はるかに精神的に豊かな生活が送れます。

私が提唱する「一億総農業化計画」は、「日本人の生き残る最後の道」だと信じています。

私自身がコロナ禍以降(がんを除けば)実に充実した生活を送ることができているのですから、これは間違いありません。

「農業ほど知的な仕事はない!」のです。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象