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新人エンジニアの修理対応台数が5倍に。レノボ・ジャパンが群馬の修理拠点でAI故障診断支援システムを導入し、熟練技術者の暗黙知を継承

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  • 石井 徹 モバイル・ITライター

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NECPC群馬事業場ではAIをPCの故障診断に活用している(筆者撮影)
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「新人エンジニアの修理対応台数が5倍になった」——レノボ・ジャパンの檜山太郎社長は、5月27日の事業戦略説明会で、群馬の修理拠点での驚くべき成果を明かした。AIによる故障診断支援システムの導入により、経験の浅い技術者でもベテランと同等の判断ができるようになったのだ。

注目すべきは、このAIシステムが高価なクラウドサービスではなく、現場のワークステーションで動いていることだ。クラウド一辺倒だったAI活用に、新たな選択肢が生まれている。

熟練技術者の「暗黙知」をAIが継承

群馬県にあるNECパーソナルコンピュータ群馬事業場(NECPC群馬事業場)は、国内のレノボ製品すべての修理を担う「マザーサイト」だ。ここに毎日運び込まれる故障PCは数百台。従来は、ユーザーからの「こんな症状で動かなくなった」という文章を読み、熟練技術者が経験と勘で故障箇所を推定していた。

「どの部品が怪しいか、それを判断できるようになるまで何年もかかっていた」(檜山社長)

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