「『あんぱん』は面白いけど、のぶが嫌い」「離脱しそう」の声が増加…ドラマは好調なのに、主人公が不人気の“逆転現象”はなぜ起こった?
そして直近2週の放送で、のぶを見る目がますます厳しくなったもう1つの理由が、結婚に関するシーン。
第37回で次郎と見合いしてその場で断りながらも、第39回でプロポーズされ、第40回で一転して承諾。豪が戦死したばかりであり、さらに蘭子の指摘で生徒に愛国を説くことに迷いが生じた状態で結婚を決めたことに、「なぜこのタイミングで決断したのかわからない」という声があがっていました。
第37回に初登場した次郎と、わずか3話後の第40回で結婚を決めたことに、「亡き父の縁がある男性だから?」「『教師はやめなくていい』と言われたから?」「『終わらない戦争はないから夢を持とう』という言葉が響いたから?」などと理由を考えようとするも、よくわからない。
のぶに自分を選んだ理由を聞かれた次郎の「人を好きになるのに理由はいりますか? 強いて言えば正直なところに惹かれました」という返事にも説得力がない。
そのため第43回で祝言や新居を構えるシーンが描かれても、「相手が出てきたばかりの人で、互いを選んだ理由もよくわからないから祝福しづらい」という声があがっていました。
「教師の夢を見つける」「愛国に目覚める」に続いて結婚でも「唐突」な印象を抱いてしまったのでしょう。もともと大半の視聴者は後にのぶと嵩が結婚することを知っていることもあって「朝ドラ主人公が結婚したのに祝福しづらい」という視聴者のモヤモヤが感じられます。

のぶより共感してしまう「2人の妹」
恋愛をめぐる、のぶの言動に関しては以前の放送から否定的な声があがっていました。幼なじみの嵩と千尋から一途に思われていても一向に気づかず、豪や嵩の同級生・辛島健太郎(高橋文哉)なども含め、周りはいい人ばかりなのに誰も好きにならない。
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