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【朝ドラ あんぱん】やなせたかし「軍隊検査官」の酷い一言 ひとりぼっちのやなせは泣きながら「脱走宣言」を漏らす

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  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)
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やなせが置かれてきた境遇の過酷さに改めて気づかされるが、ずいぶんな物言いである。このときやなせは心の中で、こんなたんかを切ったという。

「冗談じゃない、人生はこれからだ。若き有為の天才がなすこともなく鉄砲かついで死ねるか」

友達に泣きながら漏らした「脱走宣言」

もちろん、実際に言い返すようなことはなく、後日、やなせは友人にこうこぼしながら、泣いたという。

「おそらく1カ月とはもたず脱走するだろう。軍隊の訓練に耐えられるはずがない」

不安を抱くやなせを待っていたのは、ビンタが吹き荒れる過酷で理不尽な毎日だった。やなせは、実に5年にもおよぶ軍隊生活を余儀なくされることとなった。


【参考文献】
やなせたかし『人生なんて夢だけど』(フレーベル館)
やなせたかし『ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか』(PHP研究所)
やなせたかし『何のために生まれてきたの?』(PHP研究所)
やなせたかし『アンパンマンの遺書』 (岩波現代文庫)
梯久美子『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』 (文春文庫))
真山知幸『天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?』(サンマーク出版)

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