いつまでも自分の足で歩き、健康でいるための≪筋肉作り≫に欠かせない「BCAA」こそ"長生きの主役"

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このように、たんぱく質が体の中で筋肉に変わっていく仕組みは少し複雑。だからこそ、ただ食べるのではなく、 吸収されやすい形でとることが大切なのです。

そこで私が考案したのが、この「長生きスープ」。本稿では詳しく触れませんが、このスープにはそうした"体でちゃんと使われるたんぱく質"をとるための工夫が、しっかり詰まっています。

(出所:『医者が考案した たんぱく質をたっぷりとる長生きスープ』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

「長生きの主役」は必須アミノ酸・BCAA!

先ほどのご説明で、「たんぱく質とはつまり、アミノ酸の集まりである」ということはご理解いただけたでしょうか。

さらにアミノ酸にフォーカスするならば、そのなかでも「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」という3つに目を向ける必要があります。

私たちの体に必要なアミノ酸は、全部で20種類。そのなかには、体内で作ることができない、もしくは作れてもごくわずかなために食品からとるべき「必須アミノ酸」が9種類、体内で糖質や脂質から作り出すことのできる「非必須アミノ酸」が11種類あります。

そして、筋肉作りにとりわけ大きな働きをするのが、冒頭で名前を挙げた3つの必須アミノ酸なのです。

では、なぜこの3つが筋肉にとって特に重要なのかを知るために、それぞれの役割を見てみましょう。

まず、「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」を総称して「BCAA」と呼びます。BCAAとは、「Branched Chain Amino Acid=分岐鎖アミノ酸」の略。このBCAAという言葉は重要なキーワードですので、ぜひ覚えておいてくださいね。

次ページそれぞれにどんな役割が?
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