いつまでも自分の足で歩き、健康でいるための≪筋肉作り≫に欠かせない「BCAA」こそ"長生きの主役"

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当然ですが、たんぱく質が不足すると筋肉が衰えてしまいます。それによって起こる問題は様々ですが、まず「歩く」「立つ」「座る」などの運動機能が低下します。

その結果、家に引きこもりがちになり、趣味の集まりなど人とのつながりがなくなってしまいます。段々と孤独を感じるようになり、気力まで衰えていき、心身ともにバランスをくずすという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

さらに怖いのが、大きな事故やケガにつながりかねないことです。

筋肉不足が原因でふらつき、転倒事故を起こしてしまえば、そのまま要介護になるリスクだってはらんでいます。また、最近の研究では筋肉が認知機能に影響を与えることもわかってきました。

認知症予防の観点からも、寝たきりにならずに自分の足で歩き続けるためにも、たんぱく質は欠かせません。たんぱく質をとることは、要介護予防、転倒予防、認知症予防、免疫力向上につながります。

60代、70代、80代……もちろん若い人にとっても「たんぱく質不足」は、体・心・脳に直接影響を与え、残りの人生を大きく揺るがす重大な問題なのです!

「吸収されやすい形」でとることが大切

さらにここで、筋肉という側面から、もう少しだけたんぱく質について紐解いていきましょう。

食事でとったたんぱく質は、そのまま筋肉になるわけではありません。1度体の中で細かく分解されて、「アミノ酸」という小さな形になります。

じつは、たんぱく質は、50個以上のアミノ酸が鎖状につながってできています。まず、口から入ったたんぱく質は、胃や腸で鎖が解かれてバラバラになり、最小単位であるアミノ酸になります。

そこから小腸で吸収されて、血液にのって肝臓へと運ばれていきます。そこで再び「たんぱく質」に組み立て直されて、ようやく、筋肉や皮膚、臓器などの材料となることができるのです。

(出所:『医者が考案した たんぱく質をたっぷりとる長生きスープ』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

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