認知症リスクも下げられる! 少しの工夫で「5つの脳力」をアップできる"新聞の正しい読み方"2つ

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さらに「日本の輸出品と言えば、やっぱりクルマだろうなぁ」「日本とギクシャクしている国はあそこかな?」「あー、自分の財布は赤字だな」などと、たったふたつのキーワード(輸出国、あつれき)を見ただけでも、そのキーワードに関連したいろいろなことが数珠つなぎのように頭の中に浮かんでくるはずです。

まずは「習慣化」することから

見出しから記事の内容を想像するとき、脳は活発にはたらきます。見出しにあるキーワードからさまざまな事象を思い浮かべ、それを自分なりにパズルのように組み合わせて、どんな記事内容かを考えるからです。

『最近、「あれ」「それ」が増えてきた人のための 70歳からの脳が老けない新聞の読み方』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

それをくり返すことで考えをうまくまとめる力(基礎思考力)がついていきます。

まずは「見出しから記事の内容を想像する」を習慣化してみてください。見出しだけなら、5~10分もあればすべて読むことができるはずです。

もし時間があるのなら、気になった見出しの記事だけでもいいので、自分が想像したこととの答え合わせをするために記事を読んでみてください。

答えが合っていたらなんとなく「やったー」という気持ちになりますよね。このちょっとした喜びを脳は成功体験ととらえ、物事に前向きな気持ちで取り組もうという「意欲」が自然とわいてきます。

連想クイズ感覚で行える見出し読み。毎日、何本でもけっこうです。遊び感覚で行ってみてください。

石川 久 脳神経外科医

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いしかわ ひさし / Hisashi Ishikawa

開頭手術やMRIの画像診断などを含め、1万人以上の脳を診てきた“脳の名医”。学習院大学法学部を卒業後、近畿大学医学部に入学・卒業した異色の経歴の持ち主。帝京大学医学部脳神経外科、脳神経センター大田記念病院などを経て、現在は国際医療福祉大学三田病院脳神経外科に勤務。特に脳腫瘍に関しては、検査・診断から、手術・化学療法・放射線療法・電場療法などの治療法を駆使して、患者の日常生活・社会活動像の構築に最善を尽くす。救急医として、救急医療及び全身管理を専門とし、市民講習会などでも貢献。TBS「まるっと!サタデー」、フジテレビ「ノンストップ! NONSTOP!」などメディア出演も多数。

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