認知症リスクも下げられる! 少しの工夫で「5つの脳力」をアップできる"新聞の正しい読み方"2つ
名前は知っている、顔も知っている人物ですよね。ということは、あなたの脳の中のどこかには絶対にその人物の顔がしまわれているはずです。
まずはどこかに埋もれているその人物の顔の記憶を脳に探させてください。結局、思い出せなくても大丈夫です。じっくり考えて過去の記憶を探すだけでも意欲が鍛えられるのです。
ただし、顔を見たことがないという人物もいますよね。そのときは調べることをおすすめします。そして、新たな知識を得たとき、脳は大きな喜びを感じます。これで脳はますますやる気になるからです。
人名だけでなく、ニュースが起こった場所の映像を思い浮かべることも試してみてください。頭の中でいろいろイメージしながら新聞を読む、これを意識するだけで、あなたの脳はより多くの刺激を受けるのです。
見出しの言葉を手がかりに「イメージ」をふくらませる
新聞を読む時間があまりとれない日もあると思います。そんなとき、あなたはどうしていますか? 興味がある記事だけを拾い読みするという人もいれば、紙面をパラパラとめくって、見出しだけをチェックするという人もいるかもしれません。
意外かもしれませんが、見出しだけを読むだけでも、脳はみるみる活性化されるのです!
ろくに文字を読んでいないのに!? と、不思議に思うかもしれませんね。では、その秘密を解説しましょう。
新聞の見出しというのは、じつによくできています。読者の目を引くように大きな文字が使われ、さらに、工夫を凝らした言葉が使われ、たった10~20文字を読むだけでどんなことが起こったのかがわかるようになっています。
たとえ記事を読まなくても、見出しさえ読めば、世の中の流れが大まかにわかるようになっているのです。
たとえば、こんな見出しがあったとします。
貿易黒字過去最高 輸出国とのあつれきも
記事を読んでいなくても、「日本の貿易が好調で利益を上げているが、そのせいで輸出先の国とはギクシャクしているんだな」といったことは誰でも想像できると思います。
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