「大阪モノレール延伸」実際どれだけ進んでいるか 開業後は「6社10路線」をつなぐ一大バイパスに
そんな大阪モノレールでは、現在延伸事業が進められている。門真市駅から近畿自動車道にほぼ沿って南下し、近鉄奈良線に至るルートで、終点の瓜生堂駅(仮称、以下新設駅は全て同じ)を含め、5駅を新設。このうち4駅で既存の鉄道路線と乗り換えできる。
各駅には4両編成対応の島式ホーム1面が設けられるが、将来の6両編成への増結にも対応できる構造となっている。駅舎は既存駅を踏襲した形状やカラーとしつつ、各駅のコンセプトを踏まえたアクセントカラーを採り入れる予定だ。

門真市駅の南側で途切れているレール。延伸を考慮した構造となっている(撮影:伊原薫)
延伸工事の現状は?
2019年3月に運輸事業特許を取得。延伸事業は用地買収と支柱や軌道桁、駅の躯体といった「インフラ部」の整備を大阪府が、駅の機器や信号通信機器、変電所や延伸で新たに必要となる車両(3000系4編成を予定)といった「インフラ外部」の整備を大阪モノレールが主体となって行う。
2020年12月には支柱の、2024年3月には駅舎の建設工事に着手し、2025年4月時点で支柱建設工事は約7割、駅舎建設工事は5駅のうち門真南駅と鴻池新田駅の発注を終えた。
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