食卓に欠かせない食パンに、フランスパン、クロワッサン…「たんぱく質」の摂取にベストなパンは?

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もちろん食べすぎれば太りますが、脂質が多い=太るというのはあながちそうとも限らないのです。

クロワッサンでもたんぱく質をとりたいのであれば、やはりサンドイッチにしてみましょう。おすすめは卵サンド。また鶏肉とごぼう(サラダ)を使ったサンドはたんぱく質以外に食物繊維も一緒にとれます。

あんぱんは、じつは意外な優等生

【あんぱん】あんぱん1個=たんぱく質約7g

あんぱんは、あんこからたんぱく質がとれます。つぶあんとこしあんでは、若干たんぱく質の量が異なるものの、同量とれると思ってよいでしょう。

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またうれしいことにあんぱんは、鉄分の補給もできます。鉄は身体に吸収されにくく不足しやすいため、普段の食事でレバーやほうれん草がすすめられることがありますが、じつはあんぱんでも鉄分がとれるのです。

ただし、あんこ=たんぱく質のみではなく、あの甘さからもわかるように、砂糖などの糖質もたくさん使われています。たんぱく質がとれるからといって食べすぎてしまうと、パン(小麦粉)やあんこ(砂糖)の糖質も多くとることになってしまいます。

ちなみに、試合前にあんこのみを食べるアスリートがいます。これは試合に必要なエネルギー(グリコーゲン)をたくわえるだけでなく、あんこからはグリコーゲンをエネルギーにするビタミンB1もとれるからです。

川端 理香 管理栄養士、元日本オリンピック委員会強化スタッフ

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かわばた りか / Rika Kawabata

管理栄養士。元日本オリンピック委員会強化スタッフ。強化スタッフとして日本代表チーム(男子バレーボール)や、Jリーグチーム(東京ヴェルディ、浦和レッズ、ベガルタ仙台、ヴィッセル神戸など)、プロ野球、ラグビー、ゴルフなど多くのプロのトップアスリートの栄養アドバイスを行う。著書多数。大学の非常勤講師や講演、執筆、レシピ提供なども行っている。

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