食卓に欠かせない食パンに、フランスパン、クロワッサン…「たんぱく質」の摂取にベストなパンは?
これらも原材料からいえば、たんぱく質は少なめ。ですので、ベーグル同様に鶏肉などをサンドすることでたんぱく質を摂取しましょう。
ただし、食感はかため。ベーグルと違ってもっちり感はないので、噛むことで口から水分が失われてしまうので、飲み物があると食べやすいのです。そう考えると、フランスパンを食べるときに飲み物はたんぱく質が多い牛乳や豆乳にするとか、もしくはそれらを加えたカフェラテにするなどしてはどうでしょうか。
さてこのフランスパンですが、体脂肪を落としたいアスリートが頻繁に食べていたことがありました。とにかくかたさがあるので、噛まなければ食べられないこと。噛むことで満腹感が得られることを狙ったのです。
ところがそれでもなかなか体脂肪が落ちないのでよくよく聞いてみると、「何かつけないとおいしくない」とのことで、はちみつをつけて食べていました……。
じつはフランスパンとはちみつの組み合わせは、血糖値を急激に上げたい場合はとても良い組み合わせなのですが、体脂肪を落としたいときにはおすすめできない食べ方なのでした。なおそのアスリートは、バターは脂質なので避けていたとのこと。GI値だけ考えればむしろバターを使ったほうがよかったのです。
たんぱく質の摂取には不向きなクロワッサン
他のパンと異なるのは、やはりバターやマーガリンなどの油脂が多く使われること。その量はなんと粉100gあたり約30gにもなります。
この脂質だけで、約270kcal。ここに糖質なども入るので、もっと実際のエネルギーは高くなります。でもクロワッサン特有のあのサクサク感は、この脂質のおかげ。脂質はとかく敬遠されますが、それがなければサクサクしないのです。
さてクロワッサンのたんぱく質は、残念ながら少なめです。クロワッサン自体からたんぱく質をとろうとすると、エネルギー過多となるので現実的ではありません。筋肉量をアップして基礎代謝を上げるダイエットをしている方には、NGです。
そのような理由からも体重増加が怖くて避けている方もいらっしゃるかと思いますが、糖質と脂質が含まれるクロワッサンは、急激な血糖値の上昇はむしろ食パンよりも抑えられるので、量を控えめにして食べるのであれば必ずしも体脂肪の増加には直結しないのです。
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