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食料品高騰や品不足が相次ぐ…それでもコーヒーが品薄にならない深い理由

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  • 山本 博文 株式会社坂ノ途中 事業開発責任者
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ここまでの内容で、コーヒーが国内外の多くのプレイヤーを経て皆さんのもとに届いていることが伝わったと思いますが、パンデミックなど、安定的な物流を揺るがすような世界規模の出来事があった際、コーヒーの流通はどうなっていたのでしょうか。

コロナの混乱に負けず、流通を支えたプレイヤー

2020年の初めに、新型コロナウイルスが発生したというニュースが流れてから、日本でも自粛ムードの中で飲食業や観光業など一部の業界が打撃を受けていたように、コーヒー生産国内でも労働者の移動が制限され、コーヒー農園経営は大変難しい状況でした。

また、物流においても問題が発生しました。

多くの生産国において、コーヒー生豆はコンテナ船に詰められて消費国へと輸送されるのですが、当時は、空きコンテナを確保するのが難しくなっていました。

通常、コンテナ船は各国の港で貨物を降ろし、空き状態になったコンテナに新たに貨物を入れて別の国へと出港するというように、貨物を積み替えながら世界中を回っています。

コロナ禍ではアメリカや中国などの貿易大国の輸出量が減り、それらの国の港には輸入品を運んできたコンテナが山積みになっていました。

反対にコーヒー生産国には輸出に使うための空きコンテナが回ってこないという状況になっていたのです。

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